16日に John Conyers 議員 (民主党、ミシガン州選出) と Howard Berman 議員 (民主党、カリフォルニア州選出) が米下院に提出した新法案は、違法なファイル交換に重い刑罰を科すものであった。

『作者、消費者およびコンピュータ持ち主保護および安全保障条例2003』(ACCOPS条例) というこの法案がもし通れば、たったひとつでも著作権で保護された作品をダウンロードすれば、それを連邦の重罪にするもので音楽もそこに含まれる。(著作権保護ファイルをP2Pネットワークにアップロードした場合最高5年の実刑と罰金25万ドル)

マイケル・ジャクソンは、この法案が可決されることに異議を唱えメディアに対して自分自身の利益よりもアーチストとファンにとってよりよい方法に焦点を当て以下の声明を発した。

マイケルは自宅ネバーランドより「楽曲をダウンロードした音楽ファンを刑務所送りにして懲らしめるなんて考えには僕は言葉も出ない。違法ダウンロードは間違ったことだが、その解決策が刑務所であるはずがない」と語った。
マイケルはアーチストと音楽業界そして消費者に解決策を見つけるように呼びかけた。
「ここアメリカでは、逆境から新しい機会を創りあげてきた。決してそれは刑罰の法ではなかった。僕たちは新しい技術を見つけるべきで、APPLEのニューミュージックストアのような解決策を。こういう方法の革新が続くのがアメリカの証明なんだ。音楽ビジネスの成功がファンあってこそなのだということを僕は忘れられていないだろうということを祈る。」