【遡り日記③】ワールドミュージックアワード@アールズコート

朝5時前にヒースロー空港に到着。空港内のトイレで洗顔・化粧・身だしなみを整える。日本のトイレって本当にレベル高いよな〜などと思う。日本はすばらしい。
そして本日のスケジュールから考えるともしかして着替えしにホテルに戻るなどする時間もないかもしれない、ということで荷物を仕分け必需品手荷物をまとめる。
ヒースロー空港からは地下鉄で市内へ出れので、Pたんが取ってくれているアールズコートの隣駅からホテルへスーツケースを預けに行く。
アールズコート駅へ到着した。時間は7時半。会場はどこだ?
ちょっと焦るが駅の反対側に出ると直ぐに会場があり、既にファンが100人ほど並んでいるらしいのが見えた。早速先頭らしき彼に「この列ってチケットない人が並んでいるの?」と聞くと「いや、おれはチケット持ってる。チケットのないヤツもいるが、これはポジション取りだよ」というので早速列の最後につく。既に場所取り争奪戦は始まっていたのだ。
まさかこのまま並びっぱなしでWMAが終わるまで解放されることがないとは思いもしないで、のん気に並んでいると、9時前に会場のセキュリティのおじさんが整理番号を手に書き始めた。まずい、Pたん、どこだ〜。あう〜、焦りつつ、自分の番が来た、79番「すみません、すみません友達がいるんです、えっとちょっといま離れてますが」と言うとその辺の連中に「見たか?この人の友人?」と聞いている・・(汗)知らないとか人の事は知らないとか言っている。あ〜、無関心に感謝。おじさん「じゃあ来たら80番取っとくから書くよ」と言う。ほっ。
並んでいる場所の移動が始める前上手い具合にPたん登場。(嬉)何故か会場の正面あたりに場所を移動させられる。このときかなり厳しくしつこく整理番号を確認している。うーん、さすがイギリス人、テキトーなアメリカ人とは違うな、と感心する。
10時になると一般売当日券の発売が開始され、最初窓口に行ってしまうが、当選フリーチケットは12時からだからと追い返される。(不安)しかししばらくするとまた場所移動が始まり、今度は奥の方へぞろぞろ移動させられる。この辺りから収容される捕虜な気分になり始める。食物とか、まともな場所での休憩とか、スタバのコーヒーとか人間らしいものが恋しく、またチケットをいつどうやってこの列から離れ貰いに行くものか不安で一杯になっていき、Pたんと励ましあいながらがんばる。
セキュリティがいろいろ説明するが何度聞いても同じことしか言っていないようなのにその度に不安が募るが、12時15分前、これは自ら行かないと酷い目に遭いそうだ、と思い、場所確保をPたんにお願いし、チケット販売窓口に向かう。
と、もうすごい人数が並んでいる。あれ〜、不安。しかも辺りが丁度殆ど全員ラテン系、言葉が分からん。不安〜。
しかしその後、やっとチケットを引き換え。その時も二人いないと1枚しか渡さないと言われたらどうしようなど不安があったがグットタイミングでPたん登場。テレパシーかしらん。
その時もう13時過ぎだったと思う。焦って走りながら先ほどの収容されていた場所へ戻り、入ろうとするとそこにいたファンに俺らはここに1日中いるんだ戻れ、などと言われる。やばい、先頭の方の囲いを突破するしかないらしい。
先ほどのセキュリティのおじさんが見えたので問題なく入れて貰えた。ほっ。
列に戻って程なくまた移動らしく厳しく番号確認をされる。まさかこのまま中へ?ウソでしょ?とか思っているとチケットのモギリと手荷物検査が始まり順番に地下へ収容される。
この間何度も整理番号持ち(キャツラ自分たちをナンバーズと呼び出す)とそうでない人とのちょっとした小競り合いがあったりしていたが、地下に入ってから尚更、ナンバーズの連中(その中に私たちもいたのだが)は意地の悪さを露骨にし、フェンスで区切られた姿を見て喝采あげて喜んだり、我らナンバーズは特別だ、と言わんばかりにそれ以外の人間をバカにした態度を取ったり優越感に浸る姿が見られ、フェンスの向こうの人々は憤然としていた。何故意味もなく敵を作る?イギリス人ってもしかして陰険?(呆れ)