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 起訴の内容は衝撃的で他の少年の物も含まれる見込みだと繰り返していた検察側だが蓋を開けてみると既に伝わってきている同じ少年による証言から9件もの罪状を作成。今年2月から3月にかけて「みだらな行為」を繰り返したという性的虐待関係を7件とし、残りの2件を性的虐待のために少年に飲酒をさせた罪としている。
 マーク・ゲラゴス弁護士は起訴の後、会見を開き、マイケル・ジャクソンは無実であり、これらの訴えに堅固な魂で戦うつもりであること。パスポート一時返還で逃亡するなどと言うものがいるが、彼は強い。逃げたりしないし、隠れもしない。金と仕返しにより起こしたものだと証明してみせると語った。
 また同日、ゲラゴス氏とジャーメイン・ジャクソンはラリ−キングライブの出演依頼を受け、インタビューに応じた。
 ゲラゴス氏はマイケル、そしてジャクソンファミリーがいかに強く、素晴らしい人間であるかを知って、彼らのために人生をかけて戦う気持ちになったことやネバーランドの素晴らしいところ、そしてマイケルがどれ程に人道的支援を行ってきているかなどを語ると共に、検察側のネックになる部分(証言がウソであることを証明できる点)を握っているということ、この少年の母親がいかにひどいかということ、またこのケースは公判にも行かず予備審問で終わるのではないかと思っていることを語った。
 ジャーメインは、後半になって登場し手錠の話に言及され、彼に手錠をかけることは家族全員が手錠にかけられたのと同じだと語り、マイケルが出頭した時に署内で手荒くひどい扱いを受けたことを語った。マイケルは後ろ手に手錠をされて肩を脱臼し、腕は打撲傷になっていたという。
 また、彼らはマイケルをトイレに外から鍵をかけて30分も閉じ込め、トイレの臭いはどうだと聞くという下劣な行為を行っていた。ゲラゴス氏によるとこれは脅しのために行うことがあるという。同氏はこの時保釈金の交渉を行っており、マイケルの傍にいられなかったが、この話をマイケルから聞いている。
 スネドン検事は起訴の会見時の質疑応答で手錠の件、暴力の件を聞かれて、自分はそこにいなかった。彼の弁護士は一緒にいたはずであり、そんな事実はないと言い切り、手錠を何故かけたのか、ジャクソンは危険だと思ったのかの問いには、通常の手続きだと思っていると答えている。