成田空港

初めて成田空港に行ったのはマイケルが1987年に来日したときでした。
とは言え、マヌケな私はIDを持っていなかったので空港内に入れませんでした。
「何のご用なんですか?」
「えっと、友達の出迎えです」
「何便のどの航空機?」
「えっと〜、えっと〜」
「そういうことでは駄目です」
なんて、恥ずかしい思い出です。
赤のジャケットに王冠の光り物、黒のミニスカにヒール高めのパンプス、気合いが入った格好だっただけに惨めさもひとしおでした。

そんなちょっと私には験の悪い場所だったのでその後の来日時にも私はホテルでの入り待ち組でいつも地味にbutガッチリお出迎えしていました。

それでも何度かお見送りに行ったり、まあもちろん自分が海外に飛ぶ時には利用しているわけで、ここはマイケルに会うという入り口、出口みたいなところがあって、ここからマイケルにつながっているそんな感じが今でもします。

今日は、今日からとにかくマイケルの近くに駆けつけたいというお友達たちがアメリカに発つというのでそのお見送りに行ってきました。みんなこの日からロンドンに行くためのお休みを取っていたわけです。
私も本当なら今頃ロンドンに居るはずで、いろんなデジものの予定表に忘れるわけもないのにMJ公演2日目とか入力しているのが表示されていて自分のマメさが哀れです。

しつこいようですが、またまた寄せ書きメッセージを書かせていただき、ジャクソン家宛に(ありがとう&頑張ってください)お手紙を書き、持って行って貰うことに。私の心も一緒に。
こんな事をしていると何だかまたマイケルに会えるようなそんな気さえしました。

96年ヒストリーツアーでの来日時、成田空港から福岡に飛び立つときその場に来れたファンはすごく少なくて、それでもワッと近づいちゃいけないなと自分たちを制していた時マイケルもそのマナーのよさ?その小心さ?に感心したのか、後でね、と言わんばかりにこちらを向いて投げキッスをくれました。
あの時のキラキラした瞳、いたずらっ子のような微笑み、いま思い出しても(初めて会ったときからそうですが)持っているオーラが美しすぎてこの世に似つかわしくない人でしたね。

98年離日時にも少人数で追いついた私たちに向かってマイケルは手を合わせて拝んでくれるという、戸惑うほどの温かい心を見せてくれました。

成田空港での思い出ではこの二つの出来事が今でもキラキラと輝いています。いい人過ぎるよマイケル。ありがとうマイケル。

なぜかまた会える気がします。