マイケル・ジャクソン ソロ30周年コンサート2001(NY・マジソンスクエアガーデン)

本日、BShiで21:00〜22:25に放送されますね。
あれから8年も経っているなんて信じられないくらいですが2001年は本当にいろいろなことがあって大変な年でした。時系列に並べると大きくはこんな感じですがマイケルの水面下の準備段階からの活動を考えると相当なものだったでしょう。

・2001年3月 マイケルがエイドリアングラント主催のファンイベント(ロンドン)に初出席。
・2001年3月 ロックの殿堂入り
・2001.9.7、9.10(2夜)ソロ30周年コンサート
・翌日9.11発生(多数のファン、MJ共にNYに閉じ込められる)
・2001.10.21 United We Stand What More Can I Give? チャリティーコンサート(ワシントン)
・2001.10.26 アルバム「Invincible」発売
・2001.11.7 マイケル初のサイン会開催(NY・ヴァージン・メガストア

9.11が当然ながらあまりにも衝撃的で悲劇的だったためにマイケルの活動もこの時期きちんと評価されていなかったような気がします。


私の2001年は、相当経済的に追い込まれました(笑)
私は友人と2001年3月「MJ DAY 10」というファンイベントに参加するためにロンドンに行きました。
そして、この後、2001年7月に初めてネバーランドを訪れました。
その直後、NYでのコンサートについての発表があり、とても行けないと思いましたが結局は1夜だけは見ることができました。
本当は、ワシントンだって行きたかったし、サイン会なんて、もう、何が何でも行きたいものでしたが周囲のテロへの恐怖とか心配は相当なものでしたし、プラス経済的圧迫で行けなかったんだと思います。そんなに何でもかんでも参加というわけにはいかなかったですね。


ネバーランド訪問についても、このファンイベントで、チャリティオークションがあったのが、そもそもの始まりなんですが、この当日地元の男性が多分、日本円換算で百数十万円でネバーランドに行く権利を獲得していたと思います。会場は大いに沸きました。マイケルも来ていましたからたぶんこの時この人は会場のバックステージでマイケルに会ったんだと思います。が、この人、いざとなったらお金払えなかったんです。
というお知らせがメールで届きました。

それで、またオークションをネット上でやりますということで。
となると、こっちも、なんて失礼な。これは、とにかく参加せねばと思って、言うだけ言ってみようと参加してみました。
私の提示した金額では低くて無理な金額でしたが、エイドリアン(ビジュアルドキュメンタリー等の編集者で昔からMJファンの中では有名な人でした)から直接メールが来て、複数人数集めたら一人当たりの金額は下げられると言って来たので、それで、チャリティーでもあるし、是非にと思いきって友人合わせて5人(現地に行ったらエイドリアンチームも5人位いたかな)でネバーランドに行くことになりました。これは素晴らしい体験でした。家の中も案内して頂けたし、ダイニングでの食事、遊園地で乗りたい放題に遊ばせて貰ったり、動物園で動物に餌をあげたり、映画館でキャプテンEOを観たり、あちこちお菓子などの売店みたいなところがあるんですけど全部、欲しいもの貰い放題で、もう本当に子供にかえって天国だよなぁと思いました。

さて、NYソロ30周年コンサート。
休みもたくさん取ってしまったし、お金もありません。
それでも夜な夜なチケットマスターをネットから覗いては高額チケット(数10万円以上とかしていたと思います)を掴んだり離したりしていた記憶があります。
意外と友人の言葉に弱い私は最終的には、「絶対行った方がいいよ、後悔するよ」という後押しの言葉に乗って、結局、風邪で仕事を休むことにしました。日本時間の毎朝(NYの夜中)に会社に電話を掛けて、今日も熱が下がりませんとか何とか言っていたと思います。
本当に行っておいてよかったです。
チケットもないまま当日券狙いで行きました。
当日券狙いで行くと窓口では一番安い座席から案内されたんですが
「いやいや、購入可能な一番いい座席はどこなの?」と聞いて
(ここまで来てしまっては細かいことは気にしていられません)購入。(案外安かった)

すると、奇跡が起こりました。
マイケルの会場席の斜め後ろの席だったんです。
マイケルが近い。
マイケルとマイケルの家族と関係者のそのすぐ後ろの座席で、何だか本当に不思議な体験をしました。

あまりにマイケルが近すぎて申し訳なくてブレブレの写真しか撮れなかったです。

後からオーディエンスショットに自分が映っていると人から言われて発見。マイケルの背後霊になれた気分で幸せでした。

とは言え、あの時のマイケル、決して調子はよさそうでは無かったですね。
ひとつひとつを思い出しても自分には何も出来なかった、何も分かっちゃいなかったという思いでいっぱいになってしまいます。

当日は私はもう有頂天でした。
ステージは真横ですから観るのには適さない場所だったと思いますが、マイケルは素晴らしく輝いていました。
ビクトリーツアーに行きたくて行けなかった私にとって、初のジャクソンズのパフォーマンス。オープニングから総毛立ちっぱなしで、最高の瞬間でした。
いま思えば、どんなに嬉しかったか幸せだったか、この事もテロのせいでマイケルに伝えられていない気がします。

マイケルに伝えてないことまだまだ一杯あるのに!
何だかだんだんまたあんなことは嘘だったんじゃないか、そう思えてならないです。

                                                    • -

見れなかった方、とりあえずyou tubeで(1部分を)どうぞ。