アルバム「ヒストリー」

芸術作品!アルバム「ヒストリー」について

先日、何回か再放送されているNHK制作の番組、確か「KING OF POPの軌跡」というタイトルでしたが、テレビをつけたら、やっていたので最後まで見てしまいました。
あれ以来ほとんど追悼番組というのは避けていて一部録画はして部分的に見たものはありますがフルで見たのは初めてです。
一体どこから出てくるのかやっぱりどうしようもなく涙が止まりませんでした。
しかし終わってから、すごく引っ掛かるものがあって、悶々としたのです。
アルバム「ヒストリー」、大規模ワールドツアーの「ヒストリーツアー」が紹介されていないのです。1999年のMJ&フレンズも大きなコンサートで成熟を極めたマイケルのパフォーマンスも素晴らしいものでしたし、テロによって霞んでしまったけれど2001年のマジソンスクエアガーデンでのコンサートも大きなものでした。
それがNHKではデンジャラスツアーまでの紹介で、その後は表舞台からはほとんど去り、などとまとめられていたんですよね。だんだんに腹が立って来ました。
特にマイケルの全身全霊が織り込まれているアルバムHIStoryはマイケルジャクソンを紹介する上で欠かしてはならない作品です。
他の追悼番組はもっとひどい内容なのかも知れませんが、簡単にスキャンダル報道に負けたという図式にしないで欲しい。

それにとかくメディアはマイケルが不幸な人生だったとする向きがあるけれど、そんなことはないのです。
特にこの12年はマイケルの子供たちが彼を本当に幸福にしていたと思う。
それは、アルバム「インヴィンシブル」を聴けばよく分かることです。
そりゃあ辛いこと悲しいことも沢山ありました。
でも根本的なところで決してマイケルは不幸ではありませんでした。
愛というものを知っていたから。

しかし、マイケル、子供たちがいるから、きっと健康にも気をつけてくれていると思っていたのに。
最近も健康に気をつけようとしているという発言もあったんで安心していたんです。

結局、一旦仕事となると業病的に限界を越えてしまおうとして、とりつかれたような凄まじい集中力、そういうものが災いしたのでしょうか。

だからこそマイケルはKING OF POPのマイケル・ジャクソンになったのでしょう。
それでも、あまりにもあざやか過ぎる運命。
何だかとりとめなくなってしまいました。

80年代、マイケルファンの間では有名人、吉岡さんのブログも是非お読み下さい。
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=soulsearchin&articleId=10308889677

ついでながら、インターネットがなかった時代、マイケルをいつも載せてくれていた貴重だった雑誌INROCK。
思い出したので見てみると今月はやっぱり載せてくれていました。が、ヒストリーツアーのことをヒールザワールドツアーって。内容も内容だし、まったくね、がっかりですよ、担当さん。